日本三大奇祭の異説 その2


日本三大奇祭の異説 その2

前項までに「日本三大奇祭」「日本三大奇祭の異説 その1」として、「なまはげ柴灯祭」「御柱祭」「吉田の火祭」など6つの奇祭をご紹介しました。ここではさらに異説としてご紹介します。

吉良川の御田祭(きらがわのおんたまつり)

古式の伝統芸能が奉納される「御田祭」
古式の伝統芸能が奉納される「御田祭」

2年に一度、高知の御田八幡宮で催される「吉良川の御田祭」は、天下泰平・五穀豊穣を祈念し、古典的な舞などの芸能を奉納する祭です。演目は田植えから稲作まで。猿楽や田楽、能楽など古式ゆかしい神事となっています。

鎌倉幕府を開いた源頼朝がはじめさせたと伝えられており、その歴史は1000年近い。国指定重要無形民俗文化財となっており、日本の芸能文化史を見る上でも重要です。

【吉良川の御田祭(御田八幡宮春祭)データ】
会期と会場
5/3 [隔年]
御田八幡宮(お練りは、吉良川の海岸および町内各地)
問い合わせ先
御田八幡宮 高知県室戸市吉良川町甲2413


鍋冠祭(なべかんむりまつり)

80年近い前の鍋冠乙女の様子は今も変わらない
80年近い前の鍋冠乙女の様子は今も変わらない

「鍋冠祭」は、数えで8歳の少女8人が、狩衣(かりぎぬ)を着て黒い張り子の鍋を冠って練り歩く祭礼です。行列には他に、獅子や太鼓山(曳山)など総勢200人近くとなり、華やかに雅な様子を見せます。

まさに平安絵巻のような光景ですが、実際に平安貴族にもこの祭礼は知られていたようで、『伊勢物語』には、「筑摩の祭」として歌われています。祭の起源ははっきりとはしていませんが、筑摩神社の祭神が食物に関係している神であることから、食物や特産の土鍋を供えたのが始まりと考えられています。

【鍋冠祭(筑摩神社春の大祭)データ】
会期と会場
5/3
筑摩神社(お練りは、御旅所~神社の約1km)
問い合わせ先
筑摩神社 滋賀県坂田郡米原町朝妻筑摩1987
鍋冠祭保存会ホームページ

裸押合大祭(はだかおしあいたいさい)

迫力ある押し合いが特徴の「裸押合大祭」
迫力ある押し合いが特徴の「裸押合大祭」

豪雪地帯の南魚沼で毎年3月3日、普光寺で行われるのが「裸押合祭」です。除災招福を願い、御利益のお札を裸の男衆が奪い合います。一般の人も参加できるため、全国から多くの人が参加できることも魅力です。

そもそも祭礼は、平安時代の名高い武将・坂上田村麿が遠征した際、御堂を建立したことに起源すると言われています。年々参拝者は増え、正月のご開帳では人々が押し合いになる程の熱気になったそうです。それがやがて現在に残る祭へとつながっていきました。

【裸押合大祭(筑摩神社春の大祭)データ】
会期と会場
3/3(3/2に前夜祭あり)
普光寺境内毘沙門堂
問い合わせ先
普光寺 新潟県南魚沼市浦佐2495
南魚沼市・大和観光協会