日本三大喧嘩祭


日本三大喧嘩祭

神輿の“突き合わせ”や“擦り合わせ”“寄せ担ぎ”など、荒々しい熱気に包まれるものを「喧嘩祭」と呼んでいます。そのように勇壮さで知られる祭は、全国にありますが、ここでは特に有名な、大阪の「岸和田だんじり祭」、秋田の「角館のお祭」、福島の「飯坂けんか祭」を「日本三大喧嘩祭」としてご紹介します。

岸和田だんじり祭(きしわだだんじりまつり)

スピードを下げずに、旋回して曲がる「やりまわし」
スピードを下げずに、旋回して曲がる「やりまわし」

大阪の岸和田城下で行われる「岸和田だんじり祭」は毎年9月に開催されます。昼間は城下町を町衆に曳かれた「だんじり」が疾走し、夜は提灯が灯されてゆったりと練り歩きます。4トンを超えるだんじりが駆け回る様は大迫力で、曳き手たちのチームワークによる腕の見せ所です。また、かつては“だんじり”どうしがすれ違う時に喧嘩になることが多かったので「喧嘩祭」の異名をとりました。

祭のはじまりは、諸説あってはっきりしたことは分かっていません。ただ江戸時代に始まったと考えられますので、300年ぐらいの歴史はあるようです。

【岸和田だんじり祭データ】
会期と会場
9月第3日土日(規模と開催場所が変わって10月祭礼もあり)
岸和田駅周辺の市街地
問い合わせ先
岸和田だんじり祭(岸和田市公式ウェブサイト)


角館のお祭(つのだてのおまつり)

夜更けに熱気を帯びる「やまぶっつけ」
夜更けに熱気を帯びる「やまぶっつけ」

毎年9月に秋田で開催される「角館のお祭」は、神明社と薬師堂の曳山の練り歩きが見どころです。曳山は全部で18台、曳山同士が道で鉢合わせをすると、互いに交渉が行われます。交渉がまとまれば曳山は交差し、まとまらなければ実力行使の「やまぶっつけ」になります。それぞれ曳山には宿敵がいたりして、作戦を立て、勝負を挑んでいきます。観客もまた、ぶつかるであろう位置で待っていたりするのです。

この祭は、江戸時代の元禄年間(17世紀)頃に始まったのではないかと考えられています。現在では、「角館の祭のやま行事」として、国指定重要無形民俗文化財になっています。

【角館のお祭データ】
会期と会場
9/7~9/9
神明社・成就院薬師堂・角館町内
主な行事
9/7 曳山の神明社参拝
9/8 曳山の佐竹北家上覧・薬師堂参拝・観光用山ぶっつけ
9/9 曳山の薬師堂参拝・夜更けから町内でやまぶっつけ本番
問い合わせ先
神明社 秋田県仙北市角館町岩瀬117
成就院薬師堂 秋田県仙北市角館町岩瀬149-2
角館のお祭(角館町観光協会)

飯坂けんか祭

激しくぶつかり合う「宮入り」の太鼓屋台
激しくぶつかり合う「宮入り」の太鼓屋台

福島飯坂温泉の飯坂八幡神社で毎年10月に行われる「飯坂けんか祭」。6台の屋台太鼓を従え、神輿が温泉街を巡行します。クライマックスの「宮入り」では、互いの宮入りを阻み、激しくぶつかり合います。太鼓の大音量と、ぶつかり合いの音が夜に響く勇壮な祭です。

祭はいつ行われたかはっきりしていませんが、太鼓の調べは京都の祇園囃子の流れを汲んでおり、江戸時代から300年は続いていると考えられています。

【飯坂けんか祭データ】
会期と会場
10月第1土曜を中心に3日間
飯坂八幡神社・飯坂町内
主な行事
金曜日〈飯坂八幡神社例大祭〉〈移御式〉
土曜日〈神輿渡御・神幸祭〉〈宮入り〉
日曜日〈後鎮祭〉
問い合わせ先
飯坂八幡神社 福島県福島市飯坂町八幡1
飯坂けんか祭(福島市観光物産協会公式ページ)