博多三大祭


博多三大祭

博多は祭の多い土地柄です。季節を通じて、さまざまな行事が開催されていますが、その中で、春の「博多どんたく港祭」、夏の「博多祇園山笠」、そして秋の「放生会」を、「博多三大祭」としてご紹介します。

博多どんたく港祭(はかたどんたくみなとまつり)

大通を進む「どんたくパレード」
大通を進む「どんたくパレード」

「博多どんたく港祭」は、博多松囃子を起源とするお祭りです。福岡市民が総出で仮装をし、しゃもじを叩いて町を練り歩く、賑やかな行事となっています。また、人々の中に、冠を被った舞姫たちが地謡をし、太鼓や笛に合わせて優雅に舞う姿も見ることができます。

祭の起源は、平安末期の治承年間(12世紀)にさかのぼると伝えられています。当時の松囃子を人々は守り、発展し続けて、今の「どんたく」に至っているのです。現在では、「博多松囃子」は国指定重要無形民俗文化財となっています。

【博多どんたく港祭データ】
会期と会場
5/3~5/4
福岡市内各所(演舞台あり)
問い合わせ先
博多どんたく港まつり(福岡市民の祭振興会)


博多祇園山笠(はかたぎおんやまがさ)

博多を疾走する「追い山」
博多を疾走する「追い山」

「博多祇園山笠」は、博多の人々にとって、伝統的に守り伝えられた町内行事です。それは、流(ながれ)と呼ぶ、博多の町をいくつかの区域に分け、「流」単位で競い合うことからも見てとれます。また、女人禁制で、曳き手は子どもも含めて全て男性であり、力強く山笠が巡行します。「追い山笠」では、熟練の曳き手たちのスピードによる競争が迫力満点です。

博多祇園山笠の起源は諸説あるようですが、仁治年間(13世紀)とする説が有力です。祭のグループ単位である「流」は、豊臣秀吉が戦争で焼け野原になった博多の町を復興する際に定めました(太閤町割)。

【博多祇園山笠(櫛田神社例大祭)データ】
会期と会場
7/1~7/15
櫛田神社(曳き山笠巡行は櫛田神社~博多市街地)
主な行事
7/1〈山笠一般公開〉
7/10〈流曳き〉各「流」区域内による曳き山笠の巡行
7/11〈朝山笠(流曳き)〉〈他流曳き〉
7/12〈追い山笠ならし〉追い山笠のリハーサル
7/13〈集団山見せ〉
7/14〈流曳き〉
7/15〈追い山笠〉
問い合わせ先
櫛田神社 福岡県博多区上川端町1-41
博多祇園山笠公式サイト(博多祇園山笠振興会)

放生会(ほうじょうや)

露店が1kmにも及ぶ筥崎宮参道
露店が1kmにも及ぶ筥崎宮参道

博多では“梨も柿も放生会”という言い回しがあります。豊穣を祈り、山の幸・海の幸に感謝する祭です。全国各地の八幡宮で行われていますが、博多の「放生会」は、1000年以上の歴史と、100万を超える参拝者、500を数える露店が並び、特に有名です。

放生会が行われる筥崎八幡宮は、日本三大八幡宮の一つとされ、延喜年間(10世紀)に創建されたと伝えられています。放生会もその頃から祭礼の一つとして行われていたと考えられています。

【放生会データ】
会期と会場
9/12~9/18
筥崎八幡宮
問い合わせ先
筥崎八幡宮 福岡県福岡市東区箱崎1-22-1