名古屋三大祭


名古屋三大祭

今、名古屋最大の祭と言えば、「名古屋まつり」を上げる人が多いのではないでしょうか。織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑を中心とした大行列や山車、神楽なども登場した華やかなものです。しかし、もともと「名古屋三大祭」と言えば、江戸時代では「天王祭」「若宮祭」「東照宮祭」を上げる方が通例でしょう。ここでは、その3つをご紹介します。

天王祭(てんのうまつり)

現在の名古屋の祭に影響を与えた那古野神社
現在の名古屋の祭に影響を与えた那古野神社

那古野神社(なごやじんじゃ)は、かつて亀尾天王社と呼ばれ、創建は醍醐天皇の時代の延期11年(911)と伝えられています。名古屋城築城の際には、城の鎮守、城下町の氏神となりました。その例大祭はすでに戦国時代には楽車(だんじり)が出され、盛んに行われていた由緒正しい祭礼です。

残念ながら、現在は境内に1基の楽車が飾られるという、往時の面影をわずかに残すのみとなっています。

【天王祭(那古野神社例大祭)データ】
会期と会場
7/15~7/16
会場と問い合わせ先
那古野神社 愛知県名古屋市中区丸の内2-3-17


若宮祭(わかみやまつり)

300年以上の伝統を若宮八幡社の「若宮祭」
300年以上の伝統を若宮八幡社の「若宮祭」

毎年5月に催される若宮八幡社の「若宮祭」の見どころは、江戸時代に作られた4体の“からくり人形”が乗る山車「福禄寿車」です。試楽祭では、この“からくり人形”の実演が奉納され、また例大祭ではこの山車を中心に、時代行列のお練りがあります。

祭は寛文年間(17世紀)に始まったと考えられています。最盛期には7台の山車があり、名古屋城内まで引き廻されるなど、大変な賑わいだったと伝えられていますが、現在は「福禄寿車」1台を残すこみとなってしまいました。

【若宮祭データ】
会期
5/15~5/16
主な行事と会場
5/15〈試楽祭〉 若宮八幡社境内
5/16〈例大祭〉 神輿渡御・山車奉曳は那古野神社まで本町通りを往復
問い合わせ先
若宮八幡社 愛知県名古屋市中区栄3-35-30

東照宮祭(とうしょうぐうまつり)

東照宮祭の舞楽奉納
東照宮祭の舞楽奉納

毎年4月に開催される東照宮祭は、戦前までは名古屋祭と呼ばれ、山車や行列など、江戸時代の最盛期には壮大なスケールの祭でした。しかし、現在は山車が焼失し、境内での雅楽・舞楽などが中心です。しかしながら、夕暮れ時にはライトアップされた舞楽をみることができ、歴史ロマンを感じることができます。

【東照宮祭(旧名古屋祭)データ】
会期と会場
4/16~4/17
会場と問い合わせ先
名古屋東照宮 愛知県名古屋市中区丸の内2-3-37