東北三大祭(東北三大夏祭)


東北三大祭(東北三大夏祭)

北国の短い夏を彩る夏祭り。中でも「青森ねぶた祭」「秋田竿燈祭」「仙台七夕祭」は、「東北三大祭」、あるいは「東北三大夏祭」と呼ばれ、全国から大勢の観光客が押し寄せる、日本を代表する祭の一つとなっています。

青森ねぶた祭(あおもりねぶたまつり)

10m近くある勇壮な武者のねぶたの山車
10m近くある勇壮な武者のねぶたの山車

毎年8月に開催される「青森ねぶた祭」は、夏の夜に華麗に浮かびあがる「ねぶた」の勇壮な姿と祭り囃子、そして“ラッセラー”の掛け声を味わう、東北最大の祭です。その伝統と重要性から、国指定重要無形民俗文化財に指定されています。

その由来ははっきりしていませんが、奈良時代に伝わった七夕祭と、津軽の古い習俗が一緒になったものと考えられています。ですから、ごく初期の頃は、七夕の灯籠(とうろう)流し、つまり灯籠を流して無病息災を祈った地元の小さな行事だったようです。いつ頃か、その灯籠は人形や扇になり、練り歩くようになりました。戦国時代の文禄年間(16世紀)には、「津軽の大灯籠」の記述が残っており、さらに江戸時代の天保年間(19世紀)には、すでに巨大な「ねぶた(灯籠)」の人形を山車で曳き、踊り騒いでいたと書かれています。

【青森ねぶた祭データ】
会 期
8/2~8/7 19:00~21:00頃(8/1は前夜祭)
主な行事と会場
8/1〈前夜祭〉 青い海公園特設ステージ(青森港に隣接)
8/2-6〈大型ねぶた運行〉 青森市中心市街地(青森駅正面)のコース
8/7〈最終日〉 日中に上記コースでねぶた運行、夜は青森港にて花火大会と海上運行
問い合わせ先
青森ねぶた祭実行委員会事務局(青森観光コンベンション協会
青森ねぶた祭オフィシャルサイト


秋田竿燈祭(あきたかんとうまつり)

稲穂に見立てた竿燈の持ち手の技にも注目
稲穂に見立てた竿燈の持ち手の技にも注目

「秋田竿燈祭」は、たくさんの提灯を吊した竿燈(かんとう)を稲穂に見立てて練り歩き、五穀豊穣などを願う祭です。竿燈は大きなものですと、長さ12m、提灯の数は46個。それを一人で支え、掌から額、肩、腰などに移動させる、絶妙なバランスと力による技も、伝統として磨き続けられています。国指定重要無形民俗文化財です。

その歴史は、江戸時代の宝暦年間(18世紀)には原型ができていたのではないかと考えられていますが、はっきりとしたことは分かりません。七夕の笹竹に短冊を飾って練り歩く風俗に、お盆の高灯籠が組み合わされたものと考えられています。

【秋田竿燈祭データ】
会期と会場
8/3~8/6 19:00~21:00頃
竿燈大通り(秋田駅西口)
問い合わせ先
秋田市竿燈祭実行委員会事務局(秋田市観光物産課
秋田竿燈祭(秋田市竿燈祭実行委員会公式WEBサイト

仙台七夕祭(せんだいたなばたまつり)

写真提供:仙台七夕まつり協賛会
写真提供:仙台七夕まつり協賛会

旧暦7月7日の行事、現在の8月に毎年開催される「仙台七夕祭」と言えば、絢爛豪華な笹飾りで有名です。大きなものだと長さ10m以上の巨大なものが中央商店街などで競い合うように飾られ、一方でその周辺の素朴な飾りも風情を楽しむことができます。

七夕祭は、古くからある風習ですが、仙台の七夕祭は仙台藩主の伊達政宗の時代(元和年間:17世紀)には既に行われていたようです。仙台藩内では、この七夕祭を「たなばたさん」と呼んでいたようで、現在も地元ではその呼び名で通っています。

【仙台七夕祭データ】
会期と会場
8/6~8/8(8/5は仙台七夕花火祭)
中央通り七夕飾り・一番町七夕飾り(仙台駅西口)
問い合わせ先
仙台七夕まつり協賛会事務局(仙台商工会議所
仙台七夕まつり公式サイト